今回は、イベント会場にて発生した「暴力団関連企業」とのトラブルへの対応事案をご紹介します。暴力団とのトラブルは一般的には身近な事案ではないものの、一度巻き込まれると厄介なものです。
発生事案
イベント前 : | 商品展示イベントに出展するA社は、暴力団と密接に関係するB社と、イベント会場内の出展場所や出展内容に関してトラブルになり、脅されていた。 |
イベント当日: | A社はB社を警戒し、制服警備員を配置。 B社関係の者と思われる集団が、A社の出展場所周辺を威圧的な態度でうろつく。 A社社長がB社集団から呼び出され、長々と文句を言われる等業務妨害を受ける。 B社が暴力団絡みと知って社員が怖がり、業務に支障をきたす為、翌日からのボディーガード依頼。 |
当社の対応
イベント2日目より2名の警護員を2日間配置し、警戒にあたる。
- 出展所周辺にB社関連の者が来ていないか
- 社員が接触されないか
- A社社長が出展所を離れる際は警護員が1名同行
- B社関係者が接触してきた際は排除。
警戒の成果
1日目: | 前日にA社の出展場所周りをうろついていた連中がやってきたが、当社警護員の姿を見て離れる。 |
2日目: | 出展場所に配置されていた他社警備員(1日目から配置)が、チンピラ風のB社関連の男に「社長呼ばんかい」等と迫られていたところ、すぐに当社警護員が駆けつけ「二度と関ってくるな」と警告の上、排除。 |
後日 : | B社社長からA社社長に謝罪とも取れる電話あり。以降、B社やその関係者からの連絡や接触は一切ない。 |
当社の方針とポイント
- 暴力団組員やその関係者、及びチンピラは、自分たちより弱い者に対して威圧的態度で迫るが、毅然とした態度で対応することで『一筋縄でいかない』と思わせる事が防衛の最善策となる。
- 決定権を持つ社長に、チンピラの相手をさせない。社長の決定は会社の決定であり、万が一、社長がチンピラによる不当な要求を呑んでしまえば、将来も食い物にされ信用失墜は計り知れない。
最後に
当社社長は警察OBの中でも、特に刑事警察(暴力団対策課など)で25年間のキャリアを積んだ、暴力団対策の達人です。暴力団は人間の弱いところを突くことを生業としており、一般的な対応方法では通用しません。隙を見せ、カモにされてからでは遅いのです。暴力団関係でお困り事がありましたら、当社にご相談ください。