ストーカー行為を辞めさせる為に実施した、警戒を見せつける(陽)ボディーガードについて紹介します。
発生事案
スポーツジムに新入社員として勤める女性Aさんは、スポーツジムに通う男性Bに好意を持たれました。BはAさんに連絡先を聞き、Aさんは「連絡先ぐらいならいいか」と軽い気持ちでメールアドレスを教えました。すると、Bから頻繁にメッセージが届くようになり、スポーツジムにも毎日来るようになりました。Aさんは不気味に思い返信するのを控えました。
後日Bがスポーツジムに来店し、Aさんに「何故、連絡をしてこない」と執拗に言い寄り、Aさんは怖くなり会社を頻繫に休むようになりました。後日Bがスポーツジムに来店し、「今日A出勤しないのか」と店舗のスタッフが聞かれ、Aさんは休みを頂いておりますとBに伝えると店舗のスタッフに暴言を吐きスポーツジムを後にしました。BはAさんに接触しようと、毎日スポーツジムに来ましたが対応は別のスタッフが行っていました。
数日後Aさんは、一週間休みをとり行きつけのレストランに家族と足を運びました。すると、後からBが来店。Aさんの前に来ていきなり「殺す」と一言伝え帰ったとの事。又ある日、Aさんが別のレストランに行くと前と同様Bが来店。何故、自分が居る所が解るのか怖くなり、もしかしたら家がばれて後をつけられているのかもしれないと恐怖で耐えられなくなり当社に相談してこられました。
当社の対応
Aさんの職場に警護員2名体制によるボディーガードを即日開始。 出勤、帰宅時にも同行し深夜は自宅周辺を警戒にあたった。 | |
翌日、Bとみられる男がジムに来たのを確認。 |
1名はAさんの側近であからさまに目立つボディーガードを行い、もう1名がBに対して警戒的な雰囲気を漂わす。その日以降、Bはジムに来なくなった。

後日、以前AさんがBに脅されたレストランにて、Aさんが飲食し警護員が付近で待機していたところBが来店。
再びAさんに暴言、脅迫発言をした後Aさんに暴行を加えようとした為、警護員が一喝してその行為を制止した。
又、暴言、脅迫発言を録音機で録音。
Bへ「Aさんに近づかない」旨警告。
Aさんの要望により、Bを落ち着かせて話し合い誓約書を書かせた。
以降はご家族の協力を得て安全を確保し、何か不穏な事があればすぐに当社へ連絡してくるように伝えた。 |